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不用品回収業者は買取はしてくれるの?
本ページでは不用品回収業者は不用品の回収だけではなく買取サービスも行っていることを紹介していきたいと思います。
どんな不用品を買取ってくれるの?
処分したい不用品の中には、買ったばかりだけど気にいらないもの、買っただけでほとんど使わなかったもの、しまいっぱなしの貰いものがありますよね。
買取サービスをしている不用品回収業者は、そういったものを無料で引き取ったり、買取ってくれたりしてくれます。
費用をかけずにお得に処分することができますし、別の人に使ってもらえるので地球環境にとっても良いといえるでしょう。
買取り可能なものは、新品だけではなく3~5年たったものでも大丈夫です。では、どういうものなら買い取ってもらえるのでしょうか?
- 家電:エアコン、冷蔵庫、テレビ、電子レンジ、洗濯機、パソコンなど
- 家具:アンティーク家具、ブランド家具など
- 楽器:ピアノ、バイオリン、管楽器、電子ピアノ、ギターなど
※買取金額はメーカーやモデル、人気度によって異なり、家電やパソコンの場合は付属品や説明書が必要なことが多いです。
なるべく高額で買い取ってもらうためにすべきこと
不用品を買い取ってもらえるなら、できるだけ高額で買い取ってもらいたいと思う人がほとんどだと思います。
高価買取してもらうためには、まず査定の前に不用品を柔らかい布などで拭いて汚れをきれいに取ること、付属品、保証書、取扱説明書を探しておくことが重要です。
汚れのないきれいなものの方が買い取ってもらえる可能性が高くなりますし、付属品、保証書、取扱説明書があれば査定額がアップすることが多いからです。また、回収を依頼する前に相場を把握しておきましょう。
いくらぐらいの買取価格なのかを知っておけば、業者から提示された見積もり金額が妥当かどうか判断することができます。
また、店舗によって取り扱い商品や売れ筋商品、在庫状況が異なるので、同じ商品でも店舗ごとに買取価格が異なります。
時間に余裕があるなら、実際に店舗を見て回るのも良い業者を選ぶ方法の一つです。なお、参考のために付け加えますと、一般的な商品買取相場は元の価格の3%~5%です。
ちょっとした手間をかけるだけで、お金を払って回収してもらうはずだった不用品が臨時収入になるのですから、家の片付けも楽しくなるのではないでしょうか。是非、面倒くさがらずにやってみてください。
買取りサービスのある不用品回収業者を選ぼう
不用品回収を業者に依頼するなら、買取りサービスのある不用品回収業者を選ぶことをおすすめします。本来は捨て去られるはずだった不用品がお金に変わるので、とてもお得です。
しかし、買取りサービスのある不用品回収業者の中でも色々と条件が異なり、ある業者では買い取ってもらえないものでも、別の業者が買い取ってくれることもあります。
買い取ってもらう前に、よく業者を比較して、より高く買い取ってくれる業者を選びましょう。
買取の前に業者が古物商の許可を得ているか確認
不用品を買い取ってもらう前に、買取先の業者が古物商としての許可を受けているかどうかを確認しましょう。
中古品を買い取って販売する業者は、基本的に古物商の許可を公安委員会から受けていなければなりません。これがない業者は怪しむべきです。
例外として、無償または引取料などの対価を受けて引き取ったものを修理したり再生したりして販売するリサイクルショップは古物商の許可がいらないとされています。
しかし古物の買取も行っている場合はリサイクルショップであっても古物商の許可が必要です。
一般人にはこのあたりの判断が難しいので、「古物商の許可をもらっているかどうか」だけを判断材料としても差し支えありません。まじめな業者であれば許可を得ているからです。
もっとも、古物商の許可を持っている業者が全て安心というわけではありません。古物商の許可は警察に行けば比較的簡単に入手できてしまうからです。
許可の有無はあくまでも「買取先として選ぶにふさわしいスタートラインに立っているかどうか」を考える指標だと思ってください。
明細を出さない業者は悪徳買取業者
買取を行った業者は、どの品物をいくらで買い取ったかを明示しなければなりません。明細書を発行しない業者は間違いなく悪徳業者です。
また、例えば「服10着を500円で買い取った」と品物名をまとめてしまうような明細書は認められていません。「カットソー1着50円」「ブルゾン1着150円」などと、1点ごとに買取価格を明示する必要があります。
これを行わないのは悪徳業者なので、通報してしまって構いません。買取の見積もりをしてもらったら、必ず明細書を発行してもらいましょう。これを渋る業者や品物名をまとめて記載する業者は危ないと思ってください。
押し買い業者に注意!
「押し買い」とは押し売りの反対語です。無理やり貴重品を安く買い取っていく手口のことを指します。押し買いの被害に遭う人は増加しており、特に高齢者の被害数が多いです。
押し買い業者は以下のような方法で買取を行います。
買い取るものはないかと無理やり聞き出す
不用品回収を依頼すると「買取も行っている」「宝石や腕時計はないか」などと執拗に食いさがる業者がいます。
また、電話で「期間限定で高価買取を行っているが売るものはないか」と言ってくる業者や、実際に玄関先に来て「売りたいものはないか」と尋ねる業者もいます。
とにかく何かを買い取ろうとするのが押し買い業者の共通点です。
訪問してきて品物を安値で買い叩く
押し買い業者は不用品回収と同時または単独でやってきて、売る予定のものを半ば強引に査定します。
大抵の場合はかなり低い金額で査定を出し、「もっと売るものはないか」「その指にしている宝石を見せて欲しい」などと言ってなかなか帰ろうとしません。
もし宝石などの貴重品を見せてしまうと、奪うように取って名ばかりの査定をし、前もって用意しておいた領収書とともに数百円から数千円を置いて帰ろうとします。
その場で引き止めて「返して欲しい」と言っても、「もう買い取ったので返せない」「領収書は発行したから法的に問題ない」などと言って商品から手を離そうとしません。
押し問答をしているうちに帰られてしまい、貴重品が異常な安値で奪われてしまうのです。
押し買い業者かどうかの判別方法
以下に当てはまる買取業者は押し買い業者です。不用品回収業者と手を組んでいることも多いので、不用品回収を依頼する際は油断しないでください。
- 突然電話がある
- 電話口で断ってもしつこくアポイントを取ろうとする
- 自宅に来た際に「貴金属はないか?」などと言う。売る予定の貴金属はないと言っても食い下がる。
- 他店よりも高額で買い取っていると言い張る。
- 買い取られてしまった品物の返還を拒む。
- 売買契約の破棄はできないなどと言い張る。
基本的には、いきなり電話があった時点で怪しんでください。万が一家に訪問してきても絶対に家に入れないようにしましょう。場合によっては警察に通報しても構いません。
家に上がり込んできたら即刻警察に通報するのが望ましいのですが、不用品回収業者と手を組んでいる押し買い業者の場合「回収作業の一環」などと言い訳をします。その場合は回収業者もろとも追い出しましょう。
押し買いに関する規制
押し買いは「訪問購入」と言い、特定商取引法で以下のような規制を受けています。
- 書面の交付義務
- 不実告知や威迫困惑などの禁止(嘘をついたり無理強いしてはいけないということです)
- 物品の引き渡しの拒絶(要求があれば物品を引き渡さないといけません)
- クーリングオフの適用(後述)
これに違反すると、懲役や罰金刑または行政処分が待っています。
押し買いとクーリングオフ
クーリングオフと言うと、買ったものを返還してお金を取り戻す制度というイメージを持っている人が多いでしょう。しかし実際には「売ったものを取り戻して、支払われたお金を返す」ことも可能です。
売買契約から8日以内であればクーリングオフを使えるので、早めに請求を行ってください。クーリングオフをすれば無条件に品物が返ってきます。業者側は損害賠償請求等ができません。
自分でクーリングオフができない場合は、法律家に依頼して代行してもらいましょう。クーリングオフを行った場合、業者側が「もう他の人に売ってしまって手元にない」と言い訳をするケースが大半です。
しかしクーリングオフ期間中は引き渡しの拒絶ができますし、クーリングオフ期間内に第三者に引き渡す場合はクーリングオフされたことやクーリングオフされる可能性があることを第三者に通知する義務が業者側に課せられています。
クーリングオフ期間中に勝手にその物品を売ってはいけないのです。しかしながら、自分で業者を呼んだ場合はクーリングオフを使えません。
自分から不用品回収業者に連絡した際に「買取業者も連れて行く」と申し出を受けて了承してしまった場合や、自分で呼んだ回収業者自身が押し買い業者だった場合はクーリングオフの適用がありません。ご注意ください。