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大掃除で出た粗大ごみをお得に処分する方法
本ページでは、大掃除で出る粗大ごみの処分方法について考察しています。大掃除で出る可能性のある粗大ごみの種類、その処分方法の種類、および不用品回収業者とリサイクルショップの違いなどについて詳しくまとめました。
大掃除で出る粗大ごみ(不用品)とは
数ヶ月に1度のペースで大掃除を行っている家もあれば、1年に1度のペースで大掃除を行っている家もあります。いずれのペースで大掃除を行うにせよ、そこで登場するのが粗大ごみ(不用品)です。
可燃ごみや不燃ごみなどで処分できるものは問題になりませんが、中には、自治体のルールにしたがい粗大ごみとして処分しなければならない品目もあります。
以下、大掃除で出てくることがある主な粗大ごみの例を挙げてみましょう。
大掃除のときに粗大ごみになる可能性があるもの
※大きさや自治体の定めによって扱いが変わる可能性があります。
- 子供用品
すでに成長して使わなくなった子供用品の中には、粗大ごみとして処分しなければならないものもたくさんあります。チャイルドシ-ト、ジュニアシート、ベビーカー、ベビーチェア、乗物玩具、ベビーベッド、乳児用歩行器などは粗大ごみになる可能性が高いでしょう。 - 家具・寝具類
布団、タオルケット、座布団、クッション、カラーボックス、カーペット、玄関マット、じゅうたん、ござ、学習机、ブラインドなどは、粗大ごみになる可能性があります。 - 家電製品
冷蔵庫や洗濯機だけではなく、パソコン用キーボード、スキャナー、プリンタ、電話機、ビデオデッキ、DVDレコーダー、オーディオ機器、照明器具なども粗大ごみになる可能性が高いです。 - 家事用品
ほうき、モップ、ちりとり、ゴミ箱、鍋、フライパンなど。 - 趣味関連の品
プランター、楽器類、テント、ゴルフクラブ、将棋盤、三脚、水槽、バット、ひな人形、ダンベル、七輪など、趣味関連の品の中にも粗大ごみはたくさんあります。 - その他
たらい、バケツ、過敏、額縁、傘立て、旅行かばん、灯油缶、空気入れ、化粧箱、座椅子、すのこ、シャベル、すだれ、掛け時計、風呂のふた、体重計、棒なども粗大ごみ扱いになる可能性があります。
粗大ごみ(不用品)の処分方法
引っ越しのときに粗大ごみが出た場合とは異なり、大掃除で粗大ごみが出たとしても、時間的には余裕があります。よって、いくつかの処分方法の中から、その時々で適した方法を選ぶようにしたいものです。
粗大ごみの処分方法の種類
- 自治体に回収してもらう
大掃除で粗大ごみが出た際、オーソドックスな処分方法が、自治体に回収してもらうという方法でしょう。処分代はかかりますが、民間業者に回収してもらう方法に比べると、費用は割安で済みます。ただし、自治体が指定する日時に、指定する場所へ出さなければならない点がネック。役所が対応する以上、平日を指定されることが大半なため、一人暮らしの人などの場合には、仕事を半日ほど休まなければならなくなるかも知れません。もとより、冷蔵庫や洗濯機などの大型粗大ごみを、一人で指定場所に持っていくことは容易ではありません。 - リサイクルショップに買い取りしてもらう
粗大ごみをリサイクルショップに買い取ってもらう方法もあります。ただしリサイクルショップは、商品を買い取って転売した利益で運営されているお店。基本的には売れそうにもないものを買い取ってはくれません。家電製品であれば「製造から5年内の美品」など、買い取りのハードルは高いと考えてください。 - フリーマーケットに出す
自治体や民間が主催するフリーマーケットに出してみても良いでしょう。お金儲けにはならないかも知れませんが、多くの人と触れ合うことができるなど、損得とは異なる楽しみがあります。ただし、出品した大半を持ち帰ることになるリスクもあることを理解しておきましょう。持ち帰ってしまうことになると、本来の目的である「粗大ごみの処分」は達成できません。 - ネットオークションに出す
未使用、または使用回数の少ない美品で、なおかつ一定の価値がある商品については、ネットオークションに出品してみても良いでしょう。全国の多くの人が商品を目にするため、フリーマーケットよりは処分できる可能性が高くなるでしょう。 - 不用品回収業者に回収してもらう
民間の不用品回収業者に来てもらい、まとめて粗大ごみを引き取ってもらうという方法もあります。費用はかかりますが、高確率で、粗大ごみを一度に処分することができます。中には、一部の粗大ごみを「買い取り」してくれる業者もあるようです。 - 他人に譲る
あなたにとっては粗大ごみでも、親族や知人の中には、その粗大ごみを求めている人がいるかも知れません。特に3月の引っ越しシーズンになると、一人暮らしを始める学生さんたちが、さまざまな日用品を求めています。そのような知り合いがいるならば、一言「タダでいいから持ってく?」と尋ねてみましょう。なお、ボランティア団体等に寄付するという方法もありますが、そのような団体では、着古した洋服などは有り余っているとの情報もあります。寄付する場合には一度団体に問い合わせ、その品が必要かどうかを確認してみたほうが良いでしょう。
大掃除で出た粗大ごみは不用品回収業者とリサイクルどっちがお得??
先にも触れたとおり、引っ越しのときとは異なり、大掃除の時には、比較的時間に余裕があります。加えて気持ちにも余裕があるならば、まずは売れそうなものをリサイクルショップに持参してみる価値はあるかも知れません。
しかしながら、リサイクルショップで買い取ってくれる品のハードルは、なかなか高いことも先に触れたとおり。落胆しないよう、「ほとんどは買い取ってもらえないだろう」という気持ちで粗大ごみを持参してみるようにしましょう。
なおリサイクルショップの中には、「手入れをすれば売れるかも知れない」というギリギリの品について、逆にお客さんがお金を払う形で引き取ってくれることがあります。しかしながら、わざわざ手間や時間をかけてリサイクルショップを打診してみる理由は、ほかでもない、粗大ごみをお金に変えるため。お金を払って処分してもらうとなると当初の目的とは変わってしまいます。
リサイクルショップでも買い取ってもらえなかったものについては、さらに手間や時間をかける余裕があるならば、フリーマーケットやネットオークションに出品してみても良いかも知れません。
ただし、フリマやネットオークションも、リサイクルショップと同様に、基本的には価値のあるものだけが売れるもの、と考えておくべきでしょう。大掃除で粗大ごみが出たときの選択肢は、すなわち次の2つに絞られます。
- リサイクルショップで買い取ってもらえなかったものは、不用品回収業者に処分してもらう
- 初めから全ての粗大ごみを不用品回収業者にまとめて処分してもらう
なお不用品買取業者ではなく、自治体の粗大ごみ制度を利用して処分する方法もあります。ただし既述のとおり、自治体の制度には時間と手間が必要になる可能性があることを、改めて理解しておいてください。